顎の発達について

投稿日:2015年4月7日

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こんにちは、歯科医師の加藤陽一郎です。

あなたは1回の食事で何回くらい噛んでいますか?

あるデータがあります。

弥生時代…約4000回

鎌倉時代…約2600回

20世紀初め…約1400回

現代…約620回

こんなにも差があるんですね。100年前と比べても半分以下になっています。

噛む回数が減るとどんな影響があるか。今日は、お子さんの顎の発達に焦点を絞ってみたいと思います。顎というのは力が繰り返し加わって刺激を受けることで発達します。つまり、噛む回数が減っているということは、それだけ顎の発達が未熟になりやすいということです。

最近、小さなお子さんをお持ちのお母様から「子供の歯並びが心配」という相談を数多く受けます。確かに現代の食事というのはカレーやハンバーグ、ファーストフードなど、昔に比べるとあまり噛むことをしなくても食べることができるものばかりです。お口の周りの筋肉は噛むことで鍛えられるので、最近は食事の途中で疲れてしまうお子さんも多いみたいです。

さて、歯並びというのは、歯の大きさと顎の大きさのバランスです。顎の大きさが十分ではなく、歯が並ぶスペースがなければ歯が重なったり内側や外側に押し出されてガタガタになってしまいます。

では、具体的にどうすれば噛む回数を増やすことができるのでしょうか?

お母様方は、お子さんが食べやすいようにと柔らかく煮たり、細かく切ったりしていると思います。もちろん必要なことだと思いますが、食卓に1品2品は、ある程度大きさがあって噛み応えがあるものを出してみてください。カレーのジャガイモを少し大きめに残してみるなどもいいかと思います。

それでもスペースが足りないというときには小児矯正を考える必要があるかもしれません。

小児矯正