親知らずは抜いたほうがいいのか、その判断基準

投稿日:2015年5月10日

カテゴリ:治療

こんにちは、歯科医師の加藤陽一郎です。

みなさん、ご自身の親知らずは何本あるか理解していますか?

多くの方は、抜歯していなければ、みんな4本あると思っていると思います。しかし、もともと3本しかない人もいれば2本しかない人もいたり…実に様々です。その上、歯茎の下に完全に埋まっているものもあるので、レントゲン写真で確認しないと正確に把握できない場合が多くあります。

よく患者さんからのご質問で、「親知らずは抜いたほうがいいのか」というものがあります。

これに関しては、親知らずが何か悪さをしていたり、リスクになっている場合は抜歯したほうがいいかと思います。

この「悪さ」というものを具体的に挙げると、腫れや痛みを繰り返す、大きな虫歯になっている、手前の歯の虫歯のリスクになっていたり…と色々あります。

ただし、何もトラブルを抱えていなければ無理に抜歯しなくてもいいかと思います。将来的に移植歯のドナーにできる可能性もありますしね。