歯の色調

皆さん、ご自身の歯を”じっくり”観察したことはありますか？

意外に自分の歯なのにどういう形をしているのか、どのような色をしているのかなどは知らない場合も多いと思います。

今日は歯の色調について少しお話したいと思います。

鏡で歯を見てみて下さい。

まずは全体的に…。

歯は親知らずを抜けば28本ありますが、普通に口を開けて見える範囲は多くても20本くらいでしょうか。

その20本は同じ色をしていますか？

何となく違うなぁ、という方もいらっしゃると思います。

では次にそのどれか一本に注目してみて下さい。

その歯は上から下まで一様に同じ色調でしょうか？

根本の方が少し黄色みがかっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

同じ口の中の歯でも、また一本の歯においても色調が一様に同じということは珍しいことです。

被せ物を作ったり、詰め物をしたりするときにはそのような”個性”の再現も必要になってきます。