再根管治療の判断

投稿日:2017年7月28日

カテゴリ:治療

全体の根管治療の半分以上は再根管治療(場合によっては再々根管治療以上)ですが、再治療になるには様々な理由があり、その理由によっては単純な根管治療のみでは完全な治癒が望み難いケースが多々あります。

感染の拡大による大きな根尖病変、深い位置での根の破折、拡大されすぎた根の尖、根の壁に空いた穴、根の尖からオーバーに充填された充填材、健全歯質が喪失されすぎたもの…などなど。

このような場合は、外科処置や部分的な矯正治療を用いてなんとか保存を考えますが、処置の仕様がない状態になっているケースも少なくありません。

処置として介入するかどうか迷いますよね。

ですので、自分がその歯にとっての最初の根管治療をする場合には、もしもその歯が将来的に他の先生のお世話になったときに(当然、トラブルが出ないのが一番ですが…)迷惑をかけないような治療をしようと思っています。

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