根管治療の可否

投稿日:2018年3月6日

カテゴリ:治療

根管治療が可能かどうかのセカンドオピニオンの相談を受けることが多いのですが、その判断基準の一つとしてラバーダムがかかるかどうか、ということが挙げられます。

根管治療は炎症のコントロールとの闘いです。

ラバーダムがかからなければ基本的には治療不可能かと思います。

部分的に歯質が少なければ、コンポジットレジンなどで補強することでラバーダムをかけることが出来ますが、大きく広く歯肉の下まで歯質が無くなっていればやはり難しいでしょう。

その様な状況では、仮に根管治療がある程度できたとしても、被せ物をセットした後の予知性は期待できないですよね。

エクストルージョンや歯根端切除術などを考慮しても、残すことが難しい歯も多くあります。