新型コロナウイルス対策について

土曜日のメインテナンスとホワイトニングの新規ご予約の患者さまへお願い

診療時間変更のお知らせ(2024年4月より)

歯周病

歯周病治療における3つの方針

歯周病

松戸デンタルクリニックでは、歯周病治療に力を入れています。歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れるなどの歯周病は虫歯をおさえ、抜歯の原因No.1ですので、これを未然に防ぐことは、歯科治療においてもっとも大切なことだからです。当院での歯周病の治療・予防の考え方をご紹介します。

①歯周の状態を知る為の検査と基本治療

歯周病歯周病はかなり進行しないと痛みや不快感が無いため、患者さんがご自身で気づくことはまず不可能です。

医院では歯周病の発見の為に歯周ポケットの深さを図ります。この時もし患者さんが痛みを感じる、もしくは出血がおこるとすれば、その部位の歯茎は歯周病になっています。しかし普段は出血も痛みもないので患者さんは自分で気づくことができないのです。

ポケットの深さや出血の度合いを見て、歯周病がどの程度進行しているのかを判断し、治療方針を立てます。基本的には歯石の除去を徹底して行い、腫れた歯茎を引き締めていく作業になります。

②スケーラーの使い分け

歯周病歯石を取るスケーラーという器具は超音波式と手動式があります。

超音波式は広い範囲の歯石を大量に、短時間で除去できる反面、手動に比べ精密さにかける所があるので取り残しが出る場合があります。

手動式は衛生士さんが行い、手で丁寧に、精密に施術することができます。反面、手作業ですので時間がかかってしまいます。

両者のメリットを生かすために2つのスケーラーを使い分けして、より効果的に治療を進めます。

③歯周病治療の必要性を医師がしっかり説明

歯周病歯周病は患者さんが気づきにくいこともあり、いきなり医師から歯周病を告げられても納得しがたい方もいらっしゃいます。

歯周病が何故発症してしまったのか、その理由や要因を丁寧に説明し、患者さんの納得ずくでの治療を行います。

また同様の理由で自身が本当に歯周病であるかセカンドオピニオンを求められることがあります。

当院では何故自分で気づくことができないのかを丁寧に説明し歯周病の怖さをご説明しています。

日本人の大人の80%が歯周病です!

歯周病

日本人の8割が歯周病であると言われているのはご存知ですか!?

にもかかわらず、残念ながら予防や対策の意識は未だ低く、歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れるまで進行していれば別ですが、ご自身が歯周病であるということに気づかずにいる方が多くいらっしゃいます。

しっかり歯磨きをしたのに口臭がある、という方は歯周病から来るものかもしれません。また、タバコを吸う方は歯周病のリスクが格段に上がります。

歯周病と妊婦さん、歯周病と心疾患、脳卒中の関係

歯周病

歯周病はお口の健康を害するだけでなく、全身の健康を損なう恐れがあるものだということが次第に分かってきています。

歯周病菌が歯茎の血管を通して全身に渡り、心臓では心筋梗塞や動脈硬化、脳では脳卒中、女性の場合は早産や低体重児出産などのリスクを高めることが証明されています。

従来は歯を失うだけの病気とされていた歯周病が全身で悪さを働いていたのです。

歯周病の治療法

歯周病治療

多くの患者さんが間違った認識を持っておられますが、歯周病治療で行う歯石除去は1回や2回の通院で終わることはほとんどありません。

まずは検査で歯周ポケットの深さや出血の度合いを測り、その部位でどれくらい進行しているかを把握することから始まります。そして歯周病と診断されたら歯石除去などの必要な治療を開始します。

歯のクリーニング(軽度歯周病が対象)

歯周病目に見える歯石を取り除くのに数回の通院が必要です。

基本的には口内を6つのエリアに分けてそれぞれ治療していきます。前回の施術で歯石を取った箇所は歯茎が少し引き締まります。すると歯茎の中に隠れていた歯石が顔を出してくるのです。

顔を出した歯石を取り去るとまた歯茎が引き締まり、より深い部位の歯石が顔を出す・・・

こういったことの繰り返しが歯石除去という作業です。

ルートプレーニング(中度歯周病が対象)

歯周病ルートプレーニングとは特殊な器具を使用して歯と歯ぐきの間の奥のほうにたまった汚れを取り除く処置のことをいいます。

軽度の歯周病に比べ、奥深くまで汚れがたまってしまっている中度歯周病治療の場合に行います。

ここまでくると、歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れるなどの異常が現れますが、熟練した衛生士さんによる丁寧なルートプレーニングで出血や腫れはおさえることができます。

歯周外科(重度歯周病が対象)

歯周外科

歯周病が進行し重度のものになると歯茎に隠れた奥深くまで病巣が進行しています。また、よりひどい場合には、骨が溶けてしまっている場合があります。

このような場合は麻酔を使って歯茎の奥の歯石を除去する必要があります。場合によっては歯茎を一部切除し、歯の深部の歯石を除去したり、骨再生治療を行ったあと縫合するなどの外科処置が必要になるケースもあります。

ここまで進行しないように、早いうちから治療を開始しましょう。

松戸で歯周病治療をご検討の方へ

歯周病治療

松戸デンタルクリニックでは、このように歯周病に対してこだわりをもって治療にあたっております。松戸で歯周病治療をご検討中の方は、ぜひ当院へご相談ください。