オクルーザルベニア
投稿日:2023年3月22日
カテゴリ:治療
コンポジットレジンでの修復が難しい場合、型取りをして詰め物(インレーやアンレー)や被せ物(クラウン)を作製することになりますが、最近、オクルーザルベニアという方法をとることが多くなっています。
では、一体オクルーザルベニアとはどのようなものでしょうか。
簡単に言うと被せ物(クラウン)の形態に近いもので、咬合面(歯の上の面)を全体的にカバーして、主に頬側と舌側の歯質の切削量を極力抑えたもので一般的にはセラミックスで作製します。
利点としては、歯全体を切削する必要のある被せ物(クラウン)と比較すると切削量を抑えることができ、歯とセラミックスの接着作業をしっかりと行えば強度などの問題もクリアーできる、などがあります。
また、これからの歯科はデジタル技術が益々進んでいくかと思いますが、オクルーザルベニアは光学印象(スキャナーでの歯型採り)との相性がいい、という面もあります。
ただ、今の段階ではまだ従来の型取りの方が精度の点などでメリットが大きいかなと思っています。
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