オクルーザルベニア
投稿日:2025年5月19日
カテゴリ:治療
当院でオクルーザルベニアという修復方法を行い始めてから3年ほど経ちました。
その間にも研鑽を積み、今の段階ではかなりベストな方法で接着させることができていると思います。
オクルーザルベニアを適切なケースで使用すると、ゴールドなどで修復するよりも歯を削る量を少なくすることも可能です。
これは「接着」と「合着」の違いなのですが、今回はこの辺りは割愛します。
また違うときにでもお話しますね。
今回はオクルーザルベニアの接着のさせ方を実際の症例で紹介します。
まずは、ラバーダム防湿。
接着でまず大事なのがしっかりとした防湿です。
呼気や唾液での汚染や湿度をしっかりとコントロールします。
次は表面に付着した汚れを可視化します。
どんなものでもそうですが、汚れた面ではモノはくっつきにくくなります。
可視化した汚れをエアフローで除去します。
エアフローとは、専用のパウダーをジェット水流で吹き付けるものです。
汚れを除去した状態です。
ここから使用するセメント毎に設定された表面処理を行います。
レジンセメントという歯科用の接着剤で接着させます。
余分なセメントを除去した後に噛み合わせを確認します。
適合の精度もよく、接着をしっかりと行うことで二次的なトラブルになりにくい修復を行うことができます。
今回は接着だけにフォーカスを当てた投稿でしたが、オクルーザルベニアは形の作り方やその後の型取りまでの流れも色々と工夫することがあり、自由診療でしっかりと時間を確保して行なっています。
※症例写真については患者さんに許可を得て掲載しています。
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