破折したリーマーの除去 松戸 歯医者

投稿日:2015年10月5日

カテゴリ:治療

他院で根管治療をしていて、セカンドオピニオンでいらっしゃった患者さん、レントゲン写真を撮ってみると、なにやら濃い不透過像が…。

なんてこと、実はけっこうありまして。この不透過像、レントゲン写真のみでは確定診断はできないのですが、たいていの場合は、根管治療で用いるリーマーという器具の先端が折れているものです。

根管はとても細いもので、そこを拡大して清掃していくリーマーも当然細いものになっています。これに無理に力を加えてしまったりすると根管の中で折れてしまうことがあるのですが、その破片は必ずではないですが感染源になり得ます。

折れた場所が根管の上部であればマイクロで見ながら除去できることもありますが、下部やカーブしている先で折れている場合は除去不能の場合もあります。

その場合は、可能な限り根管の洗浄、根充をし、それでも症状が残る場合は歯根端切除術を行います。