被せ物の適合

投稿日:2016年1月19日

カテゴリ:治療

被せ物を作製する際にその予後を左右する重要な因子の一つとして、適合性が挙げられます。

当然ですが、適合が悪ければその微小な隙間から細菌が入り込み中で感染を起こすリスクが高くなります。

しかしこの適合性の善し悪しは単純なものではなく、色々な要因で左右されます。

以前に少しお話した形作りや型取り、模型作りなどもそうですが、意外に大事になってくるのが歯茎の状態です。

歯茎が腫れていれば出血しやすい状態になっているので型取りの精度にも影響を及ぼすし、仮に型取りが上手くできたとしても、セットした後に歯茎の状態によっては適合性が落ちてしまいます。

歯茎が腫れているということは毛細血管の壁がもろくなっていて出血しやすい状態になっています。

このとき、被せ物の作製のみならず色々な治療の妨げになってしまいます。

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