治療計画の立て方

投稿日:2016年7月5日

カテゴリ:治療

皆さんはいきなり歯医者さんに行って、すぐ歯を削られたいですか?

激痛やひどい腫れが出ていたりする場合はもちろん除痛や応急処置を最優先します。

しかし、全顎的な治療であったり、治療方針がいくつか考えられる場合はいきなり治療に入るのではなく、現在のお口の中の状態を把握(スタート地点の確認)、治療方針の相談(ゴールまでの道のりの決定)を行い、ゴールのイメージを患者さんと私たちで共有することから始めます。

これを行わないと、目的地も道のりもあやふやなまま出かけているような状態になって途中で迷子になってしまいます。

では、スタート地点の確認には何が必要になるでしょう。

口腔内写真と言われるお口の中の写真、お口の中を再現した模型、レントゲン写真、歯周ポケットの深さなどです。

特に模型にしてみると気づくことが沢山あったりでとても重要なものだと思います。

これらを基に患者さんと最善の治療を決定していくことになります。