分割抜歯の選択

投稿日:2016年9月5日

カテゴリ:治療

以前、「歯に穴が開いている場合、その位置によって予後が違う」というお話をしたことがありますが、今回もこれに近い話になります。

大きな奥歯とういのは根が2本もしくは3本あることが通常です。

例えば、根が2本ある歯で片方の根で大きな虫歯になっていて、大きな穴が歯茎より下の位置にあったとしましょう。

抜歯を選択肢として考える一つの基準は歯茎より下の位置で歯の連続性が失われていることです。

この基準からすると歯全体を抜歯するということになりますね。

しかし、複数の根を持つ歯の場合、根を一つの単位として扱うことも多々あります。

例えの場合、虫歯で穴が開いている根のみを抜歯して、もう片方の根を残存させる分割抜歯も考えられるのではないでしょうか。

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