神経を”取る”という表現

投稿日:2018年1月30日

カテゴリ:治療

「神経を残した方がいいのか」という質問は多くの患者さんから受けます。

確かに、”問題のない”神経は残す価値が大いにあるでしょう。

しかし、感染を起こしているもの(あえて神経という言葉を使わずに言うと)を残すことには何も意味はないと言っても過言ではないでしょう。

歯医者さんがよく使う「神経を取る」という言葉がなんとなく”残せる可能性のあるものを取ってしまう”という誤解を招いているのではないでしょうか。

確かに、根管の中の感染が一部に限局しているときは部分的に神経として機能しているので、全く間違いとは言えませんが。。

必要な処置は必要なものとして患者さんにしっかり説明できるということも歯科医師として大事なところではないかと思います。

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