歯間離開　コンポジットレジン vol2

先日お話した歯間離開に対してのコンポジットレジン修復。

実際の処置方法についてご紹介します。

診断の段階で大事なのは、離開している距離。

この方の場合は写真を見てもわかるようにそこまで離れていないですね。

この距離が大きすぎると修復した後の歯の大きさ（幅）に違和感が出てしまう可能性があります。

まずは実際に使用するコンポジットレジンで、修復後の歯の大きさと先端の形態などを簡単に再現して患者さんに確認してもらいます。

この方の場合は、下の歯との噛み合わせの関係で、前歯の先端の位置には段差が出来てしまいます。このようなことも事前に患者さんに確認してもらいます。

これで問題がなければ、”先端の形態”をお口の中にコピーする為の模型を作製して進めていきます。

実際に先端の形態をコンポジットレジンにてコピーしていきます。

このように、先端に充填されました。

ここを指標に、カーブのついた器具を使って歯の横の部分を充填していきます。

両側の充填が終わった段階。

ここから形態修正、研磨と進んでいきます。

こんな感じで研磨していくとツルツルになっていきます。

最終仕上げまで終わった段階です。

このように、綺麗に充填することによって、審美的な形態にすることが可能になります。

歯間離開に対してのコンポジットレジン処置は自由診療になりますので、治療費についてはこちらを参考にして下さい。

写真については患者さんに許可を得て掲載しております。