生体の反応

投稿日:2015年9月18日

カテゴリ:治療

日々診療していてやはり生体の自己回復力というものに感心します。

生体は、自分の体を修復する為に動いていきます。

その修復の方向に向かう動きを阻止する因子を取り除いてあげればキレイに治ってきます。しかし、根管治療などの場合はこれがかなり難しかったりするんですけどね。

力のコントロールについても同じです。

例えて言うならば、重いバッグを片方の肩にかけてしばらくいると、そちらだけ痛みが出てくるのは簡単に想像できると思います。これが同じ重さでも両方の肩にかけるリュックであればそこまで痛みも出ないことでしょう。

これと同じようなことがお口の中でも起こっていて、一部の歯に大きな噛む力が集中すれば、その歯は壊されていく方向に向かってしまうでしょう。

逆を言えばそのような状況を解除してあげれば治癒の方向に向かうということですね。

そのような生体の危険信号のサインを読み取ってあげることが重要ですね。