根しか残っていない歯の抜歯 歯科 松戸

投稿日:2015年10月10日

カテゴリ:治療

抜歯と言えば皆さんはペンチのようなもので歯の頭を掴んで抜いているイメージだと思います。

では、虫歯が大きくなりすぎて掴んで抜くべき頭がなくなってしまった歯はどうやって抜くと思いますか?

当然、掴んで抜けないので、歯と顎の骨の境目に器具を入れてこじったりしながら抜くことになりますが、想像して頂くと容易にわかるように、難易度がかなり高くなってしまいます。

だからといって放置しておくと周りへの感染源になるのでそのままにしておくわけにも行きません。

ある程度困難な抜歯にはなりますが、できるだけ早めの抜歯をお勧めします。

抜歯の保険治療内の一般的な基準は虫歯を削ったあとの歯質が歯茎の下になってしまう場合です。

それに対して、自由診療の矯正的梃出と言って、根っこを引き上げて残す治療の場合の基準は、健全な根っこが8mm残っていることが必要になります。8mmと言うと厳しい基準に聞こえるかもしれませんが、前歯の場合はかなりの確率で適用できると思います。