長持ちする被せ物 歯医者 松戸

投稿日:2015年11月3日

カテゴリ:治療

古い被せ物の下で深くまで虫歯になってしまい、もう抜歯するしかない、と言われた方も中にはいらっしゃるかと思います。

では、なぜ、歯肉より深いところまで虫歯になってしまうと治療が難しくなるのでしょうか。

歯肉より深い場所まで虫歯になってしまうと、かなりの確率で神経の処置が必要になります。

ということは、神経の処置をした後は、土台をたて、被せ物にする、いわゆる差し歯の状態になります。

IMG_1721

 

絵が汚くて申し訳ないですが(笑)、深くまでなくなった歯に対して差し歯をすると上の絵のようになります。

斜線の部分の土台が歯肉に接しているのがわかると思います。この、土台が露出していることで、土台と被せ物もしくは土台と歯の境目から感染が起きやすい状態になります。

IMG_1722

それに対して、上の絵は土台が歯肉に接していないのがわかると思います。土台が被せ物によってしっかり封鎖されているので感染が起き難くなっているのと、被せ物がしっかりと歯を抱えるように入っているので脱離もし難くなっています。

歯肉より深いところまでなくなってしまった歯に対してこのような予知性の高い被せ物をセットする為に行うのが、”挺出(ていしゅつ)”と呼ばれる治療です。

これには、部分的な矯正で行うものと、外科的に行うものがありますが、今日はこのあたりまでにしておきます。