根管治療•補綴の大切さ

投稿日:2016年5月18日

カテゴリ:治療

根管治療の成功•失敗の基準は根尖病巣が消失傾向にあるのか、痛みや腫れなどの症状が快方に向かっているのかなどですが、やはり経験上、再根管治療の治癒は初回の根管治療に比べて成功率は低いですね。

そう考えると、やはりその歯に対する初回の根管治療はとても大切になってきます。

再根管治療になる原因は様々ですが、根管治療の善し悪し、そして意外に影響力があるのが補綴処置(土台から被せ物に至るまでの処置)になります。

根管治療が上手くいっていても補綴処置がイマイチであれば感染経路の形成を助長してしまいますし、補綴処置が上手くいっていても、根管治療がイマイチであれば内部からの感染拡大が起きるリスクを残すことになってしまいます。

再治療の連鎖を断ち切るのは、初回の治療が大切ですね。

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